業者との打ち合わせ(2)
工種別見積書と場所別見積書
業者から提出される見積書は大別すると「工種別見積書」と「場所別見積書」に分類することができます。場所別見積書はリフォームなどの小さな工事に適した形式で、キッチン、浴室など、工事をする場所別に項目を分けてあります。
工種別見積書は、木工事、左官工事、塗装工事などの工事の種類ごとにまとめられています。職人さん見積書といってもいいでしょう。新築工事の見積書は、ほとんどがこの形式です。
どちらの形式でも、「一式見積もり」と「詳細見積もり」があります。この違いは、数量の拾い出しの細かさの違いです。一見すると、詳細見積もりが明朗会計に見えますが、単価は小さくても数を積み重ねていくと高くなることもあるので注意が必要です。
一式見積もりはトラブルの元凶といわれますが、それは一式の中に何が含まれていて、どんな材料をどんな方法で工事されているのかが不明確になりがちだからです。トラブルを避けるためには、見積書に記載できない要素を図面、仕様書などで補うといいでしょう。
要望はしっかりと
また、ISO9001と呼ばれる品質保証規格の認証を得ている業者では、依頼者の要求を文書に残すことになっているので安心といえます。業者から、こういった書面を出されない場合は、自分のほうから要求を書いた書面を渡しましょう。
書き方としては、要望をそのまま書くといいでしょう。やって欲しい事とやって欲しくない事を明確に書いて、それに基づいて見積もりを作ってもらいます。そうすれば、お互いの誤解を防ぐことができます。
耐震補強工事は、大抵、当初の予算をオーバーするケースが多いようです。というのも、工事をしていて、依頼者が「ついでにここも」とリクエストする場合が多いからです。
追加工事が発生してもいいのですが、その度に必ず追加見積書を出してもらって、契約書か覚書をかわすことが大事です。