ボーリング調査
地盤の特性に関する情報を得る
免震住宅でも同様の調査はもちろんですが、さらに地震の応答計算を行うため、もう少し深いところまでの地盤の特性に関する情報が必要になります。地盤の深いところまでの情報を得るには、ボーリング試験を行います。
同時に「標準貫入試験」と呼ばれる打撃試験も行います。ロッドの先端を規定の深さまで貫入させるのに必要な打撃回数(N)によって土の固さを求めます。もっとも軟らかい土がN=0、もっとも硬い土がN=50と表示されます。
その地盤で発生する地震波(サイト波)を求めるには、地表面からN=50の土(工学的基礎)に達するまでの地盤(表層地盤)の情報がないと計算できません。
ちなみに住宅の場合、それぞれの敷地でボーリング調査をするのは費用の面で難しいと言えます。そこで、一般的にはその敷地でのボーリングは行わず、周辺の地盤情報を総合して地盤性状を推定します。
そうした当該地周辺のボーリング情報は、市町村で公開している地盤情報がある場合は、これを利用します。それが無い場合は、建設地周辺にあるビルを探し出し、その地方の役所に行って、そこの地盤情報を得ます。
この場合、個人のプライバシーや特定企業の利益に供することになるなどの問題があるとして、情報提供を拒否する役所も多いようです。
そのようなボーリング情報も得られない場合は、最後の手段として当該地でボーリング試験を行います。通常、ボーリング、1メートルにつき約1万円必要になります。