免震住宅の建設
建設の流れ
ここでは、免震住宅の建設の流れをみていきます。免震住宅の建設の流れは、いくつかの点において非免震住宅とは違いがあります。
まず、非免震住宅の場合と同じく敷地調査を行い、スウェーデン式サウンディング試験の他にボーリング試験が必要になります。建設が可能となれば、設計者は建て主と間取りの相談をします。
免震住宅の設計では、まず免震のための構造設計を行います。今後に起こると予測される最大の地震で、その住宅がどのように揺れるかを計算し、それに対して十分な効果が発揮できるような免震構造を設計するのですが、これこそが免震住宅建設の要です。
施工段階では、基礎に各種の免震装置を配置し、その上に鉄骨のフレーム(鉄骨架台)を組みます。そして、このフレームの上に建物(上屋)を組み立てていきます。
免震住宅では、地震の際に基礎と鉄骨フレームに載った上屋が分離して動きます。そのため上屋と基礎にまたがる全ての配管、配線には自由に曲がりくねることができるフレキシブルジョイントが使用されます。
そして完成し、建て主に引き渡された後も、長期にわたって免震装置の維持管理のための定期点検が続けられます。さらに、その地域に大きな地震はもとより、風水害が襲った場合にも臨時の点検が行われます。
このように免震住宅には、独特の技術要素が数多く組み込まれています。これほど丁寧・慎重に造られている点だけでも価値の高い住宅と言えるでしょう。