様々な工法・構造(2)
メリット・デメリットを把握する(2)
■軽量鉄骨工法(鉄骨系プレハブ造り)
軽量鉄骨工法は柱と梁のほかに壁にブレースを入れて建物の強度を保っています。メリットは、鉄骨系に限らずプレハブ住宅は熟練した職人が不要で品質が安定していることです。
デメリットは鉄骨は地震や風のエネルギーに対して粘り強く柔軟に対応できますが、そのよさが裏目にでます。軟弱な地盤では地震の揺れと共振しやすくなることや、日常的に風や自動車の振動などで建物が微動しているのも気になるところです。
■重量鉄骨造り
この工法は町の工務店で採用しているところが多く、従来の木造住宅と並んで普及しています。肉厚の柱と梁を組み合わせて強度を保つラーメン構造が、ほとんどなため間取りは自由にとれ、大きな空間を造ることもできます。
メリットは改修工事が楽なことで、柱と梁の骨組みさえ残しておけば、なかの間仕切りは全てやり変えることができます。それに鉄筋コンクリート造に比べ、建物が軽いので基礎や杭工事が低価格ですみます。
デメリットは溶接の技術水準によって品質が左右されることです。熟練した職人の確保と十分な品質管理が必要です。また、在来の木造住宅に比べて耐震性や耐久性に優れている反面、コストが高いというのも欠点のひとつです。
■鉄筋コンクリート造り
引っ張る力に強い鉄筋と、押し潰す力に強いコンクリートを組み合わせた工法です。かごのように曲げた鉄筋を型枠で囲み、そのなかにコンクリートを流し込んで柱や梁を形成していきます。
施工上の注意点としては、コンクリートの品質管理、鉄筋の組み方など技術的な施工管理が品質を左右します。コンクリートは一旦固まると、やり直しのきかない難しさがあります。
メリットは耐火性、耐久性、機密性、デザイン性に優れていることです。デメリットは、そのままでは断熱性が悪く増改築が困難なことや、建物の重量が重くなるので基礎の杭工事に費用が多くかかることなどです。