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マンションを購入するときに


地震に対する安全性


 これからマンションを購入しようとする場合、地震に対する安全性を抜きにした選択は考えられません。近頃売り出している新築の高層マンションは、従来の耐震構造に加えて、免震構造とか制震構造といった安全性を売りにしています。

 中古マンションを選ぶ場合は、まず何年に建てられたかに注目しましょう。新耐震基準の81年以降のものであれば、一応安全です。ですが、それ以前の、特に71年以前の建物は慎重に選ばなければいけません。当時は、耐震に対するハードルが低かったからです。

 また、オイルショックやバブル時期に建てられたマンションは、資材不足と職人不足のため手抜きが多く、特に注意が必要です。

軟弱地盤のマンションに注意


さらに中古、新築を問わず地盤は大事で、軟弱地盤に建っているマンションは慎重に検討しましょう。

 とはいっても、一般の方が地盤調査をするのは困難ですので、簡単な方法を紹介します。ひとつは、地名からの判断で、「海」「川」「湖」「沼」「沖」「潮」「浜」「磯」「浦」「瀬」「潟」「洲」など、水にちなんだ地名は、かつての地形を表しているので、軟弱地盤の可能性があります。

 地盤調査のもうひとつの方法は、国土地理院の発行した「土地条件図」を閲覧することです。これには昔の地盤の高低も等高線で描かれているため、どこがどれだけ盛り土されたかも分かります。

 あと、1階が柱だけの空間だったり、店舗だったりするマンションも危険です。柱だけの空間をピロティと呼ばれていますが、1階が駐車場になっているマンションを指します。1階が店舗になっている下駄履きマンションもそうですが、1階の耐力不足は地震のときに致命傷になります。

 また、複雑な形の建物は地震に弱いとされています。やはり、四角形に近いシンプルな形を選択したほうがいいでしょう。

耐震について もくじ

  • マンションを購入するときに

    地震に対する安全性  これからマンションを購入しようとする...

  • マンション被害は築年数に比例するか

    強度の違い  阪神・淡路大震災では、多数のマンション、オフ...

  • マンション被害は築年数に比例するか(2)

    1次設計と2次設計  1981年の新耐震基準規定によって、...

  • 工事契約の前に

    確認すること  工事を契約する前に、今一度確認しておくこと...

  • 工事契約の前に(2)

    確認すること(2) ●全額支払わない  国民消費センターへ...

  • 危ない業者を見抜く

    様々な商法  最近、詐欺まがいの悪質リフォームが社会問題に...

  • 危ない業者を見抜く(2)

    様々な商法(2) ■ついで商法  「近くで工事をしているも...

  • 業者との打ち合わせ

    複数の会社から見積もりを  専門家からすれば、依頼者の期待...

  • 業者との打ち合わせ(2)

    工種別見積書と場所別見積書  業者から提出される見積書は大...

  • 補強の考え方

    面倒でも取り組む  耐震診断の結果、地震で倒壊の危険ありと...

  • 正しい業者選びを

    訪問セールスに注意  最近、耐震リフォームがらみのトラブル...

  • 備えること

    建物が倒壊しないことが前提  建物の耐震性は命拾いできれ...

  • 1階が駐車場の住宅

    壁も柱もない開口部に注意  日本は高温多湿の気候なので、元...

  • シロアリ対策

    シロアリが発生しにくい環境を  木材を食べるシロアリをその...

  • 地盤は安全か

    ボーリング柱状図  どれほどしっかりした構造の家屋でも、地...

  • 1981年以前の木造住宅は

    手抜き工事の危険性  そのまま放っておくと、危ないと思われ...